//
『Outsider』はラストソングでもあるから、かなり気合いを入れてソロは作ったよ!
セカンドアルバムともなると、どうしてもファーストアルバムとの差別化を図りたくなるものだけど…
俺の場合、最初に自分が決めたコンセプトやイメージは絶対!(笑)
ただそれを自分のなかで満足のいく最終形になかなかできない。
ファーストアルバムのエンディングが『blue by be 』だったことで、全く別のアプローチでオマージュした感じかな?
とはいえテンポも歌詞も全く別物だから、オマージュも何もなくなってるけどな。(笑)
サウンド的には最初のリフから高音部の動きを出すような、カッティング系の弾き方やエンディングのギターソロも、ハーモニクスを多用した。
俺はギター奏法がハーモニクスでミュートしたクセがあるから、それを最大限活かした感じだな。teyeギターとespギター の特徴を活かしてチューニングとエフェクトで掛け合いしてる俺は、気づけば笑顔で弾いてた時のことを今でも鮮明に思い出す。(笑)
俺は育ちが複雑なせいか、ずっと自分が嫌いだったんだ。
ロックを始めるまではね。
だから昔の自分と現代を生きる後輩達にメッセージ的な歌を贈りたくて作ったのが、この曲。
『嫌われてもいい、自分くらいは自分を愛せよ!』ってね。
まずは自分を信じて、人生を切り拓いて行こうぜ!ってメッセージなんだ。
この曲もシンプルに仕上げてるけど、何本かギターを重ねてレコーディングしたから、ギターパートは厚みを増してると思う!
それでいて複雑に聴こえないようにメインではないギターは極力下げて、効果音的な鳴り方に変えてる。
自分に重ねてシンプルに生きる道、夢への滑走路を音にしたんだ。
節目である歳に『NAKED LOVE』をリリース出来たけど、結局俺は天命に辿り着けなかった。
何故なら自分が作った作品で毎回落ち込むからさ。
〝こんなもの恥ずかしくて出せない〟
そう思いながらも出さなきゃ俺は永遠に天命を知ることは出来ない。
だから出す度に辿り着ける場所を目指して努力してチャレンジしていく。頭の中は常に最高だと思い、最高の富田が最高の作品を作り続ける。そんな風に自らに発破をかけて、自分くらいは自分を愛せ、迷える者よ!って話しかけてるよ。(笑)
アルバムを総括するなら『NAKED LOVE』同様
『PRECIOUS HEART』も曲作ってアレンジして録ってすぐ歌をのせられるかというと、そんなことなくて。
アレンジの時点でこんなんじゃないと感じて、また曲を作り、録ってはまた違うの繰り返しになった。
ただ今回のアルバムは、そのあたりもガッツリと合致して完璧な音のスクラムが組めた。
きっとテンションと鼓動が一気に上がっていきそうなビートの連なりを、俺は「スピードに乗りやすいアルバム」と称して。
まぁ100%落としどころはうまくいったわけではないが、求め続けることに満足してる。
そんな沢山の『Precious』を詰め込んだ12曲の『Heart』を受け取って欲しい。
//
2/13(火)遂にリリースとなる
セカンドアルバム『PRECIOUS HEART』
皆様、予約はもうお済みですよね?(^^)
歌詞カードを見ながら、自分の好きな空間で好きな飲み物でも飲みながら、ゆっくりじっくり聞いて欲しいとのこと。是非ご感想など富田氏のインスタまでお届け下さい!!
セカンドアルバム
『PRECIOUS HEART』インタビュー。
皆様長らくお付き合い頂きありがとうございました。またここで皆様にお会いできる日を、楽しみにしております(^^)
END